Infinite Octave!が神曲すぎた
掲題の通りです。なんかめっちゃ心に刺さったので、その気持ちを綴りたくブログを書き起こしてみました。(殆ど妄想です)
※妄想なので、あってないことも多々あると思いますがお許しを。
※あと○○っぽいって結構使いますけどパクリとかではなく、私は音楽って過去の楽曲の血肉を受け継いで新たな曲が紡がれている、と認識しているので、そういう意味で使っています。
■私
S.E.Mピー。VOY@GERからの新参P。楽曲を少しずつ集めてきているPです。Infinite Octaveに魅せられてしまった。
一応音大卒なので音楽のことチョトワカル。ので、ある程度音楽的にもゆるふわ解説できれば幸いです。(できるかどうかは怪しいんですけれども)
■どんな曲?
楽曲名:Infinite Octave!
歌唱ユニット:Altessimo(アルテッシモ)
歌っているメンバー(敬称略):都築圭(CV:土岐隼一)、神楽麗(CV:永野由祐)のおふた方。
「アイドルマスターSideM GROWING STARS」(サイスタ)でのイベント曲として実装されました。アルテですがなんとフィジカル曲です。
6/8リリースの「GROWING SIGN@L 08 Altessimo」に先んじて4/8にリリースされた曲です。
■本題
では早速本題にここが好きだ。というところをつらつらと並べていきます。
まず。〜0:08の冒頭について。
宇多田ヒカルのFirst Loveを彷彿とさせる(アルテのほうがずいぶんと明るいけれども)ピアノの旋律に絡みつくお二人の声……まるで聖歌を歌っているような荘厳さを感じる。それが好きです。
そしてこれはこれから「あの」イントロへと持っていくための導入の部分だと認識しました。TOEIC300点以下の人間なので細かい英語の歌詞はわからないのですが、確かにOctave!と高らかに歌っており、あたり、この曲全体のテーマを宣言しようとしているのだな、と思うなど。
このInfinite Octaveというタイトルは無限のオクターブ(所謂1オクターブの音と音が離れているという音楽の言葉)という意味らしく≒無限の広がりをみせる≒無限の可能性を秘めているよ、というメッセージを妄想しました。(追記:本当にそう書いてありましたね。歌詞で)
0:08〜のイントロ部
たくさん鳴っているオケ(弦楽器)……ヘキに来ます。宗教曲のような荘厳ささえ感じてただひたすらに尊い。
そしてその荘厳さの正体はお二人の声(もしかしたら合唱パートは他の人の声も入ってるかも?)ですね。最初パイプオルガンかと思ったのですが、聴いた感じなさそうでした。多分何重にも録音をされて、いうならば合唱曲のような、心地よさがあります。
合唱って、必ずしもすべてがすべて同一の音程ではない(揺れがある)、故にあの広がりと心地よさが生まれていると思っています。(もっとわかりやすい例では、バイオリンソロとオーケストラの音が違うのと似ています)
歌詞は相変わらずまだわからないのですが(ごめんなさい)、わからないのもあって、まれにみる造語の曲(志方あきことか)のような不思議さも感じてSukiです。
しっかりバンドの音(ベースとドラムかな?多分)入ってて、そこに美しさながら、フィジカルの血みたいなのを感じました。
0:20〜Aメロ
まず、イントロの荘厳な曲から打って変わってなんだかモーツァルトのピアノ小品みたいなのを彷彿とさせる美しいピアノと弦の旋律が流れるように聞こえます。そしてイントロ4分の3拍子だったんですけど4分の4拍子になってるんですよねえ。センス!!
圭さんの声も相俟って、なんだかクリスマスの朝、窓の外にわずかに積もる雪をみながら、静かにサンタさんからもらった小包を開ける少女の姿を幻視しました。そういうおだやかなキラキラした最初の圭さんソロ。
そして。
音楽には静と動があります(たしかそうなはず)。イントロAメロBメロサビ〜という大まかなところでも静と動はあるのですが、例えばAメロ内でも僅かな静と動があります。
で、動を担うのが麗さんソロ。
圭さんのパートは緩やかな平たい旋律でしたが、麗さんのパートは圭さんのものとは違いしっかり4つ打ちが聞こえてきます。リズム隊(ベースとドラム)もあって、個人的には麗さんのまだ16歳の若さを表していると幻覚しました。妄想です。
歌詞。音符の視点で書かれているのが好きです……音楽というのは、楽典や和声(所謂定石)などである程度制約があって書かれているのですが、この部分の歌詞には好奇心あれば、そんな制約にしばれることないよ、みたいなのが書かれていて……そうだよね、わかる。人はなにかにとらわれているのかもしれないけれど、気持ちを大事に思うままにいって欲しいという思いなのである、という幻覚を見ました。
0:35〜 Bメロ
二人のかけあい〜〜〜〜尊い。好き。まだ曲をたくさんは聞いていないので、無知で申し訳ないのですが、セリフパートとかの掛け合いは結構あるけれども、ここの部分のかけあいとかハモリ(特に「だからたどり着くんだ」のハモリ)ってあんまりMの曲では聴かないな〜と思い、彼らの音楽のセンスを感じる一面だと思いました。
旋律も前へ前へと進んでいますね。きちんと拍をとって、前(サビ)に向けての準備を着々としている印象です。前半は比較的に落ち着いて(静)、ハモリを境に華やかに華麗に曲が流れているなあと。すごくサビを期待させる旋律で私がピアノアレンジ書くならぜったいp→fでクレッシェンドいれるとおもいます。
歌詞!歌詞も好き〜〜「誰もが迷って」と寄り添いながら「たどり着くんだ」と先をみる。この曲のサイスタのイベスト見るとなるほど〜となります。それなりに辛い目にあった(特に麗さん)のアルテが歌うと本当に……すばらしいってなります(妄想)
0:51〜 サビ(一回目)
きましたよサビ。確かにアイドルの曲のテイストはあるんだけれども。アルテの曲全般におもうんだけれど、あんまりアイドルっぽくないというかテイストはあるんだけれども。別に全く似ていないんだけれど、BUMP OF CHICKENのRayとかディーンフジオカのユーリオンアイスの主題歌みたいな疾走感すら感じるが、それ以上に打って変わり慈愛に満ちたような優しい旋律がなんだか疲れ切った心にクる……好き……ってなります。
あとこの話していいですか???????サビ後半の「そうだから大丈夫」ってところクソデカ感情抱けるくらい好きです。一回「そうだ/から」「だいじょ/うぶ」一瞬音楽止まるじゃん?ヘキーーーーーーーーーーーーー好きーーーーーーーー。もうだめーーーーーーーーー。四つ打ちになったりピアノ小品っぽくなったり基本的に今回の曲って言葉悪いけど、のっぺり目なのに、そこだけ明らかに止まるんですよ。のっぺりしているからこそ、ここが映えて、この曲の完成度を高くしているのだけれども。
あとねサビだいたい4分の4拍子なんですけどねここにもでてくる4分の3拍子。イントロと同じ。特別な意味をもたせているのかなあ、なんて妄想してしまいます。
歌詞。アルテからの応援歌じゃんんんんってなった……え、嬉しいです……これさっきも書いたけど、アルテだから歌える貸しだなって思いました。音楽と絡めているのもさすがすぎるし好きってなる。前を向いていいのだろうかという俺Pにいいよ!新しい世界みよって言われた気がします。良い歌詞……。ここでやってくるInfiniteOctave……強いメッセージを感じますね。
1:34〜間奏
基本的にイントロと同じなので割愛します。つなぎがきれい。
1:47〜 Aメロ2番
リズムが!!跳ねてる!!!うおおおお。一番との対比がすごい。テンション上がります。ポップスはこういうのはあんまりみかけないけど、二次元アイドルは音ゲーにするためにこんなふうになるのかな?ここからが曲のスタートだと言う意思を感じます。これまでもすごいんですけどー!(妄想です)
歌唱についてはどちらも素晴らしいので割愛しますが、一つ。そっと旋律を弾くみたいに」の「みたいに」がほんとうに。。。多分定石なら、あんなふうにAメロの最後まで歌唱を入れることってないと思うのですが(にわかなのでわからん)でも言葉詰めてきてるんですよねえ。(クラシックとかだと割とそういう表現は常套句的なところあるが……)この詰まりがヘキにきます。好きです。LOVE……
2:01〜 Bメロ2番
また難しい掛け合いをやってますねえ……一番よりも複雑な気がする(多分)アルテってやっぱりすごい……音楽に振り切れているのは伊達じゃないというか……
基本的には一番と同じところが多いのですが、もちろんオケも変わっていて、一番の時よりはずっと華やかになっています。
歌詞についてもちょっと書きます(知ってる人も多いとは思いますが)。「勇気を愛をペダルして」というのは多分ピアノのペダルと妄想してますが、よくつかわれるペダル(一番右の)は、音がムワーンと長く保つ効果ももちろんあるのですが、本質はそれではなく、ピアノ作りは初心者なのですが、音を制御しているハンマー(?たぶんちがうけれども)を浮かせる効果があるので、「より大きな音を出したい時」にペダルを使うことがあります。多分。なので、「勇気や愛をペダルして」というのは気持ちを増幅しているといいなあなんて思いました。妄想だけれども。
そして「期待をテヌートして」。テヌートは音楽用語で音を十分に保たせるっという意味があります(知ってる人も多いとは思いますが)なので、期待は失われることなく、ずっと持っていていいんだよ、というメッセージが、、ここにあるんだよ、と言われてる気がして俺Pは泣く。音楽と絡めた歌詞は好みです。
2:18〜 サビ2番
音が、音が〜〜〜。冒頭はコード進行は同じなのですが……音が増えてる……と思います。具体的には高音のシンセがよく響いていると……そう聞こえました。そしてその増えた音の付点音符(半拍長い音になる音楽記号)の感じが、きらびやかさが出ていると思いました。
そして。唯一一番サビと違うところが「選び取った〜」のところです。どう違うのかを説明したいのですが、目の前にピアノがないので(絶対音感はないので)難しいですごめん。ただ、ちょっと違いますね。「選び取った→曲の旋律を抱きしめながら」ベースのおとが半音下降しているということがわかりました(多分)。クリシェとはまた違うんだろうか。
「空から伝えたい〜」のところ。多分この曲の一番の見せ場で、声優さんの力の入り具合がめっちゃ分かる歌が本当にツボです……好き……なんか泣けてくる。続いて「モノフォニーをポリフォニーへ」という歌詞があるのですが、これも知ってる人は知ってると思うのですが、「モノフォニー」とは所謂、伴奏もなにもないただ一つの旋律、のことを指すのですが(グレゴリオ聖歌がそう)、「ポリフォニー」はその逆で、いろんな旋律が混じり合った曲のことを指します。だから、この曲は解釈はいろいろあると思いますが、もうひとりじゃないよ、という意味なのだと私は妄想しました……俺Pにはアルテがついているのか……と。精神浄化される〜〜〜〜!!
2:57〜 間奏2
冒頭ちょっとヨーロッパにあるような民族音楽のような旋律が聞こえてきます(正しいことはわかりませんが)。いままで今までは民族音楽というよりはクラシカルな曲調が多かったので、たぶん視聴者はここで「おっ」となるのかもれません(私はなった)
3:04くらいから、また新しい空気を感じるのですが、楽器はおなじみの弦多めなんですけれども、あんまりこの曲では使われてなかった、リズム感みたいなのを感じます。なんだか劇伴音楽のような軽快さのような……。こういうこれまでの曲とガラッと変えたような間奏すきなんだよなあ……
で、3:14くらいから、またクラシックのような曲調に向かいつつある(つつあるというだけで、完全にそうではない)3:20あたりのターラララー(伝われ)のあたりでクラシック調にもどったかな?とう印象です。よくこう、曲を繋げられるなと思います。自分じゃできないかも、と……
3:24 Cメロ
ポップスだ〜アルテのポップスだ〜!というくらい私にはポップスに聞こえました。合唱とかで歌いたいタイプのポップス。これまでもずっとポップスだったのだと思いますが、特にそんな印象を持ちました。多分だけれど、今まで結構ハモリとか技巧を凝らした曲がアルテは、というかこの曲は多かった印象なので、これくらいシンプルな歌唱だとそう思うのかな?と。私だけだと思うけれども。私はこういうガラッと変わるの好きです。ラブ……
3:43 大サビ
二番で跳ねてた高音の弦が伸ばされてます。今更ですが、弦ってストリングスのことです。それがこの曲のもともとのイメージ(冒頭の?)だった荘厳さを感じさせます。きれい〜〜〜!!!ってなるのです、が。
しかし。また「いつだって」のところでいちど音楽が止まるんですよ。拙者音楽止まるの大好き侍。曲が止まるということには必ず意味があって、これが良いアクセントになってて、はあちゅき、ってなってしまうのです。
あとは全然一番二番と違いますよね。楽器おおめでチャカチャカ鳴ってて、最後にふさわしい。旋律もところどころ違う。大まかなコード進行は変わらないけれども、装飾が多いから、かなり違う進行に聞こえるのかもなと思いました(たぶん。おそらく)
あとは最後も歌詞を触れておきたい。「8度が無限に変われるように」8度っていうのは1オクターブのことです。冒頭に書いてたのでここでは多く語りませんが。可能性は∞だをアルテが表現するとこんな美しい曲になるんですね(当然S.E.Mも大好きですよ)
後奏の裏で鳴っているストリングスの旋律が好みでラブとかいろいろあるのですが、とりあえず以上でしまいにしときます。
■最後に
思うままに書いたら、こんな文字数になっちゃいました。それだけこの曲には驚き感動したんです……好きです。にわかゆえにまだアルテの曲追えていないので、これを機に聞いてみよかなと思ったりもしました。
長文失礼しました。アイマス315ー!