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モバエムサービス終了に寄せて

すきなソーシャルゲームがサ終する。それに際して今渦巻いているその時の気持ちのスナップショットとしてこの日記をブログを書くことにしました。思い出を振り返りながら。

2021年VOY@GERからのP。モバエムとサイスタはほぼ同時期に始めた。まだまだ新参。

でも短い時間の中だいぶ自分のリソースを結構モバに使った。

S.E.MのP、硲道夫担当。金トロは一回。UPCCは20位(チアフルポップ)

ゲームについて

どんなゲーム

名前:ソーシャルゲーム版「アイドルマスター SideM

開発元:オルトプラス

発売元:バンダイナムコエンターテインメント

使用プラットフォーム:Mobage

サービス期間:2014/7/17〜2023/1/5(8年と6ヶ月弱)

所謂「ブラウザゲー」で、使用感としては(内容は異なりますが)グラブルのような感じ。おなじモバゲーだしね、

 

ゲームの内容

「ドラマチックアイドル育成カードゲーム」と公称する通り、カードを集めて育成をする、というこれだけ聞くとシンプルなゲーム。

イベントをこなすorガシャをまわす→カードを育成する→デッキに入れたりカード限定のテキストを読んだりする。これの繰り返し。(実際のプレイ感は後述)

カードはイベントにちなんだものや、アイドルのオフショット、または若い(幼い)ころを映すカード等多種多様。

アツいバトルもないし、ギミックが凝っているわけでもない。ただ育成するだけ。盆栽ゲーに類するものがあるという認識。

でも、私にとっては面白かった。

ゲームの実態は

  • イベントをこなす
    →イベントをこなすために膨大なアイテムを必要としと場合によっては課金が要る。もちろんなくても好きなペースで走ることもできるのだがある程度上位狙いたい!というひとはこれが要った。

    →そして、その膨大なアイテムを集めるために、担当外のイベントを少し走ったり「通常営業」というイベント外のコンテンツを走る必要があった。

    →そして、これが重要なのですが、イベントをこなすにあたり、ストーリーを読む、というものがある。詳しくは後述ですがストーリーが秀逸でして。

  • ガシャをまわす
    →このゲームには「ガシャ石」というものがない。ほぼ全て課金のガシャ。最大効率の18人ガシャでおよそ5000円。天井は一応あるにはあるが、ボックス形式(引けば中身がなくなっていく)のガシャなので、底が見えるのも多々ある。

  • カードを育成する
    →同じカードを2枚合体(チェンジ)させると新規のイラストをみることができる。ステータスもあがる。だいたいチェンジ前がお仕事前のイラスト、チェンジ後がお仕事中のイラスト。どっちも見たくなる。オタクなので。(したがってイベントやガシャも何かしらの方法で2枚とりたくなってしまう)

  • デッキに入れたりカード限定のテキストを読んだりする。
    →担当がデッキに入ると嬉しいし、マイデスク(いわゆるホーム画面)でも特別なメッセージが読める。嬉しい。

 

何が私にささったか

  • ストーリーが何よりもよかった。
    →アイドルの、ユニットのお仕事のすがたがよく見えるようなイベントストーリー。その一つ一つに、彼らの活躍、そして成長を読むことができる。(劇中劇、つまりは映画に出演するイベントがあり、その演じている姿もPは見ることができる)。ギャグあり、元気をもらうのもあり、グッとくるものもありでとにかく秀逸だった。サイバネなど長尺のイベントストーリーもあり、あれは書籍化されて欲しいとおもうほどだった。

    →イベントストーリーを補完するようにイベント雑誌という漫画形式のストーリーもあり、イベント中では見えなかったキャラの心情やPには見せない姿を垣間見ることができる。それがよかった。

  • 更新頻度
    →このゲームにはメインストーリーというものがない。あるのはイベントだけで、ほぼ絶え間なくイベントが訪れる。13時にイベントが終わったと思えばその日の17時には新しいイベントが始まる。週休4時間。
    →なので供給が非常に多い。46人のアイドルも数ヶ月の間に何かしら(上位ガシャでなくても)イベントに参加する。

    イベントのストーリーの秀逸さとこの更新頻度から、私はこのモバゲー版のSideMを設定資料集のように扱っていた。Web形式でこれだけ担当の情報を摂取できることは本当によかった。
  • SideMのゲーム性と私のプレイスタイルがあっていた
    →このゲームは基本的にはハムハムゲーである(チムイベを除く)。育てたキャラとアイテムでただイベントを営業やライブを周回する。個人的な話になるが、私はハムハムゲーが好きだ。(ロマンシング・サガRSもハムハムゲーだがこっちもどっぷりである)。ブラウザだからすき間時間にもサっとやれるし、腰を据えてやるという時も音楽聴きながらとかできる。それが私は好きだった。

    →ハムハムゲーでないところも好きだった。準備できずに泣いたこともあるが、いつかくる担当のイベントのために準備することは楽しかった。このバー絶対使ってやるからな、という気持ちで通常営業ぐるぐる。もはや日課。イベント走っている時も大変だったのですが、周りのスコアをみながら、自分のスコアの着地点を見出し、それに向けてどう毎日の点数を稼ぐか、を考えるのは今思えば楽しかった。まあ担当イベント辛いんですが。

  • カードトレードというシステム
    →他のソシャゲではあまり見ない類のもの。ガシャとか上位の報酬のカードを譲渡できるというもの。そして、これを利用してシステムと呼ばれるほど整理されたものではないのですが、一定の秩序で有償アイテムとカードをトレードする。といった慣習がユーザーの中ではできあがっていた。
    モバエムは過去のイベントの再登場はないイベントなので(カードは誕生日ガシャ等で得る機会がある)、新参のわたしPはこのトレードでカードを集めることができました。過去のカードがある意味確実に手に入るのはありがたすぎたし、ここから広がってご縁あり仲良くさせて頂いた人もいるので、私はこれが好きでした。

私が何に刺さらなかったか

あんまり刺さらなかったところはないです。UIがひたすらわかり辛いしもうちょっとチュートリアル手厚くてもいいんじゃないの、とは思いましたが。あとガシャは有償オンリーなのはいかがなものかと思いましたが……。向いてたんですね。きっと。

 

モバエムサービスに寄せて

記録を間に挟もうと最初は考えてましたが、末尾に移動しました。サービス終了に際した簡単なお気持ちです。

売上とかちまちま見てて、たしかにサービス存続するのは難しいな〜というのはわかっていたのですが、いうてブラウザゲーだし(アプリの開発よりはコスト低いだろうという想像)なんとかなるかな……と思っていた矢先の更新停止、そしてサービス終了。真面目にやってたのはこの半年くらいでしたが、それでもたくさんの時間と(私なりにはたくさんの)お金をつぎ込んだゲームで、でもそれって好きだからかけたリソースで。たくさんの出会いもあって、人を繋ぐゲームだったなあというのが感想です。

モバエムでたくさん担当の良いところを知ったし、この8年の歳月の成長も一つの線として見ることができました。担当だけじゃなくて、たくさんのすてきなストーリーの中で、その他のアイドルたちの姿も見ることができて。多分担当おっかけてるだけじゃわからなかった46人のよさみたいなものを得られてアイドル全員いいなあ……とかいろいろ思い返すと感慨深いものがあります。新参の私ですらこうなのだから、8年という長いあいだモバエムやっている人はこの感情の比ではないと想像します。

なので、サビ終唐突だし、さみしいし海外行きたくね〜〜〜〜〜〜〜〜〜って気持ちが強いです。みんなもパスポート破ろう。逝くなモバエム〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ポストモバエムの世界がどうなっているのか、その時私がどうコンテンツと相対しているのかは不明ですがどんなふうになっても、この好きだったという気持ちは本物であったという心は忘れないようにしたいです。

サイスタを悪し様には言うつもりはないのですが、サイスタの担当は李道道満天帝はやってないし、数々のイベントを経て「はざまさんは変わった」と山下に称されることもなければ、淡路島で花火大会もしてないと思うと複雑な気持ちです。サイスタが悪いわけではないので、今後素敵なイベントがサイスタでも開催されることに期待します。

モバ終わるなんてまだ心の整理はついていませんが、整理はついていない、という心のスナップショットとして文章に残します。

モバエムありがとうございました。また会える日が来ますよう。

 

 

 

++++++

以下私のモバエム記録

簡単な私の記録

2021 10/12モバエム開始。VOY@GERで知ったので、エムステをインストールしたのですが、サービス終了と書いてあり、しょぼぼぼんとなった。モバゲー版の存在は存じていたのですが、どこから手をつけようとなりサイスタとほぼ同時に始めました。

2021 12月「Xmas Live 2021 -Side:Reliable Knight-」にてわからないなりにちょっとだけイベントを走る。始めてまともに対面したS.E.Mのイベントであった。なんとなく走ってなんとなく1198位だった。目標はRの山下さんをゲットすること。目的は達成。あとはガシャの舞田さんをとった。18連まわして。当然硲さんは出なかった。

2022 2月「315騎士登場!!ナンジャタウンライブ」にて始めてのS.E.M上位。わからないなりになんとなく調べて走って、389位。多分課金はほとんどしなかった。デッキも何も揃っていないのですが、案外なんとなるかも、と思うなどした。(すぐそれは覆るのですが)

2022 3月「ホワイトデーライブ2022」始めての担当上位。最初はそこまでやるつもりなかったんですが、ふつふつと金トロ目指したいと思うようになり……フォロワーの先輩Pさんに相談したら優しく、「かなり課金をしないと難しいと思う」と諭され、今後どういうカードを集めればよいかなどとすごく親身になって教えてもらう。とはいえイベントは手持ちでなんとかしないといけないので諭吉を片手にイベントを走り、114位フィニッシュ。

2022 4月 イベント終えて少し休憩できると思ったらUPCC開幕。道夫がカードにある。とりあえずリーガルバーミリオンをガシャで取得し、適当に走っていたら、そこそこ(15位くらい)の順位につき、このまま100位狙う……?と手を出してみたのがまずかった。運ゲーに重ねる運ゲーで泣きそうになったし、たくさん(モバエムユーザー的にたくさんかわからないけど、10万ちょい)課金しました。一緒に走ってるフォロワーさん便りになんとか走りきって最終的に20位で着地しました。

UPCC走ってみた。 - sayako.log

2022 6月 「輝き放つ!!Jewels Live」これは担当上位ではないのですが、初めて(そして最後の)チムイベでした。Twitterで募集されているチームに加入させていただき、モチベーション高い中で楽しく走ることができました。そこからつながったご縁もあり、仲良くさせて頂いている方もいらっしゃいます。この出会いに感謝。

2022 8月 「心繋ぐ花火大会2022 -in淡路島-」担当の凱旋イベントが来た。ホワイトデーで大敗した記憶が蘇り、最初はブロマイド狙いで確実にブロマイド取れるラインをと過去のイベントを参照し探っていたのですが、「これもしかしていけるのでは」という予感がして心に従ってイベントを走りました。結果は28位。来る担当上位に向けて、たくさんの道夫のカードを集めていたのですが、マラソンだと使われることはなく、ちょっと残念でした。

もばえむ推しイベントを走ってみた。 - sayako.log

2022 9月 淡路島で花火ぶち上げたその翌日、しかも山下さんの誕生日に更新停止の報がでて、こころが冷えました。そのとき美容室にいってて、髪の毛切られながらスマホにかじりついていた気がします。もうイベントがないのかと思い、残ってるゼリーバーでカードを集められるだけ集めました。結果担当のRはコンプリート。SRも上位のものはコンプリートできました(トレード不可のものは除く)よかった。

あとはサービス終了まで何度もモバを読み返し、新規のものも読みました。終活じゃあないですが。

他の人にしてみると大した記録ではないのかもしれませんが、私にとってはこれがベストかな、と思っています。とてもイベント等楽しかったし、たくさん読むことができた。幸せな一年ちょっとでした。