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好きなものを書く。

Multiple Entertainment Show!を聴きました

はい。聴きました……担当ユニットの新曲。どうしたら良いか気持ちが彷徨っていますが、なんとか文章に起こしたくブログを書いています。

過去にこんなのを書いたりしています。今回もお付き合いいただきますと幸いです。

Infinite Octave!が神曲すぎた - sayako.log

K.now O.nlyメタルじゃん - sayako.log

9割妄想の記事なんであんまり鵜呑みにしないでくださいね。

■私

作曲もピアノもできないまま音大卒業したセムピーです。メタルが好き。テクノはあまり詳しくないですがcapsuleが好きです。

■どんな曲?

楽曲名:Multiple Entertainment Show!
歌唱ユニット:S.E.M
歌っているメンバー(敬称略):硲 道夫(CV.伊東健人), 舞田 類(CV.榎木淳弥), 山下次郎(CV.中島ヨシキ)のお三方。

■本題

まず

この曲が生まれてくれてありがとうの気持ちがたくさんです……。いや、神じゃないですか、この曲。私の琴線にバチバチに刺さって……。まずS.E.Mが歌ってるだけで良いのはそうなんですけど、歌詞がいいのもそうなんですけど、なんだろう音楽って緩急が大事だとおもっていて、、、これだけテンションがあがっている曲の中でこれを作るって非常に難しいことだな、なんて思ったりのですが、それが秀逸で。

あと意外性。音楽ってたとえば和声的に正しいかどうかみたいなお作法があったりなかったりするのですが、それからの離れ具合が……とても好きで……。ここまであっと言わせる曲に出会ったの久しぶりかもしれない。

いくらでも語れますが、さっさと次行きます。

〜0:09の冒頭

冒頭の音気持ちよくないですか……?ベース音ラ→ソ→ファとまあベタなんですが、ここはベタなのがとても良い。ダンスミュージックという印象をつけるには最高すぎるシンセサイザーの音。ソ ソ ソ ソ〜って音が反復しているのずるくないですか。ずるい。オタクはこういうのがすきなんだよっていうの「わか」られてますね。わからされてますよ。私こういうの好きだもん。

〜0:22のイントロ

これはとてもエロいフレーズです。ごめんエロい以外にあんまりいい表現思いつかないです。3つ挙げます。

エレキギターのリフ

冒頭でテクノ系だと思っていたのに、ギター入っちゃうんですか?というのが一つ。あんだけダンスダンスしていたじゃん。ここで楽器入るんだ……?と私の心をプスプス刺してきます。ちなみにこれは後半ぶり返します。過呼吸なる。

0:13秒あたりのド→ミと鳴るシンセサイザー

キュイーンってなってるやつがそれです。オタク(私)が好きな裏メロです。鳴ってると鳴ってないだと気持ちよさが違う、というか、2小節で1フレーズが4回続く冗長になるかもしれないこのイントロの旋律にいい感じのスパイスとして入ってるんですよね。あるとないとだとだいぶ違うと思います。いい感じのスパイスになるのはこの後挙げるのもそれなのですが。

途中で一旦停止する音楽

開始16秒くらいのと19秒くらいのを指しています。はい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜えちちちコンロ点火です!!!!!もうオタクっていうか私が好きなところなんですが、私はcapsuleのFLASHBACKが好きでして……あれも、一瞬止まる、というか音が減るところがあるのですが。そこが好きで、、、たぶんそういう表現の仕方が好きなんだろうな、という。

続いていた旋律がピタって止まるの本当に脳汁ドバドバでる。好き。本当に好き。何?ってなる。ここまで続いてたじゃん、ってえ、なんで?好きだが?となる。気持ち良い。そこだけずっと聴いてたくなるくらい好き……

音楽の緩急がどうたら、と言ってましたが、この曲何回も止めてくるんですよ。後述しますが、私は止まる音楽が好き

 

という具合で好きポイントがたくさんのイントロです。まだイントロですわよ。

 

〜0:36くらいまでAメロ

舞田さんのお声……。尊くて死んでしまう。私は度々言ってますが、315プロのアイドルのなかで一番舞田さんの歌声が好きです。いい声や歌の上手いアイドルの子はたくさんいるし担当は硲さんですが、彼の歌声が一番好き。なので初見彼の声から始まったときに私は喜びのあまり声を上げてしまった。

その後の硲山下のユニゾンと山下ソロに向けてのつなぎもスムーズすぎて、耳が幸せってなります。

文系!理系!の掛け声もラブ、、、「喜怒哀楽の脚本を知り この世界の演出を知る」っていい表現ですよね。感情というものは、台本の、台詞の中ののト書きの一つでしかない、みたいな(と私が勝手に解釈した)ところがいたく詩的だなと思います。演出といえば、文学的ないわば文系のお仕事かな〜なんて思いがちですが、きっとこの世界を演出するに至る構成要素を微分的な?(数学はにわか)尺度で噛み砕いて知る、のかと解釈し。とても好きな表現だなと思います。

音楽の話もしておきます。ずっとバックでは同じ旋律が繰り返し流れているのですが、シンセか生楽器かわかりませんが、トランペットサックスみたいな音が聞こえますね。ビッグバンド的といいますか。テクノ的と最初はおもうのに、この曲属性多くないですか?

〜0:48くらいまでBメロそしてラップ

一気にのっぺりしますよね。オケがね。あなた四つ打ちだったじゃない、って。そうね、そこでメロディアスなところみせないでよ。好きになっちゃうじゃん……。お三方のユニゾンのバックコーラス的なところもはああああ(テンションあがる)となりますし。

「尊ぶものを伝えたいから教師は講う」尊ぶものというとこの曲であがってるものだと喜怒哀楽の感情であったり、「この世界の演出」だったりするのかな、と想像するのでうすが、その中の一つなにか多分誰かにとって刺さるものがあるだろうものを伝える、このために教師は歌うんですね。学びを……なんか

ラップ

そしてラップですが……ええ……私がサイスタで聴いたときに一番驚いたところで……(フルバージョンで聴いて山下硲のラップのかけあいに度肝を抜かれるのですが)正直ラップすごい違和感あるんですよね(それが良いところという前提で)。

ミーファミファミ―(教師は講うー)のあとにでてくるラップ。私は音感ないのでラップの正確な音高までは把握できないのですが、多分シ始まりでそこまでは和声的に間違いがない。(ミ→シは五度の音なのでたぶん変ではない……はず)故に、後のラップ特有の曖昧な音程感が浮き出てくるのかなーなんて想像しました。妄想の域をでませんが。
追記:多分だけどBメロで転調をしたところをサビでかなり強引に元の調にもどしてるから意外性を感じるのかも!でもこれも妄想!

私、すごくここが好きで、たくさん好きなところはあるのですが、音楽の緩急の話で、スパっと切れてるところが気持ち良くて、あと、ちょっと外れているように聞こえる音が逆に?カチッとあってるところがめっちゃ刺さるし、そういうところがあるからこの曲が映えるのだとおもう。わずかな時間の音だけれど、音というものが持つ魅力をたくさん伝えてくれる素敵な一節だなあ、と思います。あと硲さんの硬めの声質とラップがめっちゃ好き。これ演じられる伊東さんほんとうにすごいと思います。

あと全体的に脚本だとか演出とか講う(うたう)とか言葉選びがショー(≒劇)なんだな、と思いました。たくさんのショー。いい響きだ。

〜1:15くらいまでサビ

繰り替えし聴いてたらつい聴き入ってしまう。いいサビ。

心の眼で青いところだけ見てほしいのですが、これが今回のサビの冒頭の旋律を書き起こしたものです(ラップパートは適当なのと細かい間違いは許せ)。で。三小節目のミはなんにもついてないミなのですが5小節目のミは半音下がっていまして……いいですよね。この違い。一回目は下がってないのに、二回目は下がる。一回目下がってないから二回目も下がらんやろ、とオタク(私)は想像するのですが、裏切られるんです。良い。サビ全体この半音をよくうまく使ってるな、なんて想像します。

わちゃわちゃしてるボーカルも好き!!”Make entertainment show”のラップのにぎやかな感じ好きです。

歌詞ね……「正解までは訳文/約分していい」とか「掛×駆けた」とか言葉遊びが好き!!!!Study Equal Magicのときもすごいな〜と思ってたけどなんか、高度な言葉の応酬がその、難しいこと考えるオタクの心をえぐってくれると思っています。「常識を疑った人たちが 創ってきた」のつくるが創るなんですよね。主語(常識を疑った人たち)の明確な意思というかこの舞台(≒世界)が生まれたのは偶然じゃなくて必然だよ、なんて思ったりしたり。

〜1:36くらい二番(だよな)ラップ

視聴で先にこれ踏んだんですけどこれオタク死ぬやつじゃんって思った。古いオタクなのですぐ死ぬとかいうんですごめんね。

1:21のミのポーンって音は本当に本当に本当に本当にR-18です。それまではこのまま二番もいくのかなっておもわせるフレーズだった(電子音とギターと管)のにここで、ここで!!!変わってしまう!!!ガラっと。何がはじまるのかなって構えたら、、、その後……

この流れ全く想像していなかったわけではない。Not Aloneもラップでやられたので。わけではない、が……。

山下と硲のラップから始まるのはびっくりだよ!!!その後の舞田の声……はわわわわわ

格好良すぎませんか?

いろいろ言葉を尽くそうと思っていたのですが。ごめんこれしか言えない。ただ、このフレーズ聴いて泣いたオタクがいたということだけ記しときます。このラップ説明不要では?とにかく格好良い……

一応オケにも触れておくとちょっとフュージョンっぽいというか。ばりばりテクノっぽくはないですよね。ANY WHEREと同系統というか。エレピが鳴ってそうな。二番だよね……?これ。脳汁が止まらない……。

数式のエレガント!!English〜実験提示書(?)それぞれの教科の要素も入っていて、

「やってみなきゃ楽しいかどうかわからない」このフレーズに背中押される315世界のS.E.Mのファンは絶対いると思います。この曲に限らずS.E.Mの曲って生徒を導くという通り、迷っている人の背中をいろんな手段で押してくれる曲が多いという印象なのですが今回もその要素が入っていて。S.E.M好き〜と改めて思いました。

〜1:44くらい二番Bメロ

また電子音になっちゃって〜!!!基本的には一番と同じです。が、オケは違いますよね。テクノであるやつ!ダラララララララってなるやつ……(伝わら……ないですよね)四分→八分→十六分音符になっていくものといえばよいのか。ダンスミュージックですよね。レイブとかでDJがかけたら酒持ってダイブしたくなるようなオケ。

最後のラップ部分も一番とは違いますね。楽しもう!

〜2:13くらい二番サビ

オケ的にはこれも一番と同じなのですが、一つだけ言いたいことが。(自分語りです)

この曲が挙げてる教科の中に芸術ある……と一人で喜んでいました。芸術系の学問ってまあ要るかって言われたら要らないみたいな人も多いし、前職(アートとは全く別分野)や親族からはなかなか理解されないものだったので、そこをS.E.Mが拾ってくれたのがとても嬉しいです。「(魅力がなければ)世界が発展しなかった」なかに構成されてるんですよね。なんか、救われた気持ちになりました。とても。

〜2:42くらい間奏

は、、はは……。私のライフはもう0よ……。

メタルっぽいの始まってびっくりしちゃった。前の記事気になれば読んでほしいのですがその、メタル好きなので……。間奏の冒頭メタルっぽいリフじゃん……。緩急の話をずっとしてますが、また、緩というか私の意表をついてきまして、私の心めった刺しじゃないですか。だって好きだし、そういうの。でもしっかりダンスミュージックというか。上に乗ってるシンセの音が心地よい。気持ちのよいシンセの音。多分こういうのおじさん好きだとおもう。

そしておじさんキラーなのが……Entertainmentのあとのエレキギターのソロ〜〜〜〜〜これには大学教員もイチコロです。「なんだこの曲の懐かしい感じは(byイベスト)」わかる〜〜〜〜こういうの好きですよね、先生も……。あれでしょう七弦ベースとかでシコってたでしょう先生。わかりますよ。その、四つ打ちのなかに80年代ロックのギターソロの様相があって、とてもその、、、おじさんキラーなんですよ。語彙力ないね。それがなにか知りたい人はQUEEN聴いてください。サブスクにありますしつべにもあります。ボヘミアン・ラプソディ聴けば良いと思います。映画にもなったし。ブライアン・メイのソロは必聴です。はあ、好き。

〜2:55くらいCメロ

C majorに転調、ですね。この曲何回転調あんねん。ギターソロからの硲さんの歌声、天使……。このCメロがあるからアイドルの曲たらしめているというか。清涼感。例えるなら水色っぽい音。美しい。

学問という〜が硲さんではなく、舞田さんと山下さんに引き継いで歌われているのも印象的です。あと音程が違いますね。ラップだから音程って曖昧だけれど。

「知ってるのさ知ってなくちゃもっとしたいって気持ちは生まれない」歌詞カードはどうなってるでしょう、と思いつつ、なんというかこういう訴えかけができるのって、教師だと限りあるっていうか……。アイドルだからできることですよね。この曲に限りませんが。学問というentertainment showとかそれです。若者の心を動かすのはアイドルだ(超意訳)なんて硲さんは言っていましたけれど。確実にこの曲に心動かされる学生はいるし、私も学生だったら、この曲聴いてもっと勉強真面目にしていたな、と思います。何歳でも勉強はできますがね。

〜3:24大サビ

実家のような安心感を抱くサビのメロディ。改めて聴いてて思いました。オケで鳴ってるギター、好きだな……。好きしかないですね……。

〜ラスト後奏

基本的には冒頭と同じフレーズ。

最後のタン!ってところに聞こえる管楽器のしゃくりみたいな音、いいな……(親指を立てて溶鉱炉に落ちる)

最後に

いろんなジャンルが詰められた宝石箱のようなオケと、それをバックに歌い切るS.E.Mお三方の歌唱力。丁寧に練られた歌詞、どれをとっても私の好きが詰まってて、大事にしたい曲だなと思いました。イベストで教員が「懐かしい」と覚えるのも、わかるとなります。80年代ポップス、ロック、テクノが令和に息を吹き替えしているというか。私はリアタイじゃないけれどその頃の音楽を好んで聴いていた時期があるので、懐かしいんだろうな〜なんて。

Dance in the school!も試聴してとても気になるので、CD楽しみで……あ、49Elementsもあるんですか?というかCDってことはドラマパートも……。供給がたくさん。横浜、S.E.Mきてくれませんかねえ。頼みます。

今回も好きに書き散らしました。この記事は9割妄想なので、なんか違うよとか思ってもそっとしておいてください。QUEENは聴いてください。

ではでは。